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大分県豊後高田市|40代から始める脳の健康度チェック!~健診のきっかけを生かした取り組み~

取材:2024年7月8日 大分県豊後高田市 健康推進課 中村 久美様

掲載内容をさらに詳しく知りたい、自治体へコンタクト希望の場合には下記の「お問合せはこちら」までお願いいたします。

経緯

本市では、平成30年度に認知症予防に焦点を当てた調査事業を行い、認知症予防に有効な4つのプログラム(運動・回想法・栄養・口腔)を組み込んだ教室を実施しています。

認知症予防、啓発をさらに市民全体に広げるため、令和4年2月からはこれまでの取組に加えて「脳の健康度チェック会(のうKNOW®)」を開始しました。令和5年度からは40~74歳の方で特定健診やがん検診を受けた方へ、総合健診時に二次元コードを配布する「セルフチェック方式」で実施しています。自分で出来ない方には来所して頂き実施しています。ツールの目新しさ、手軽さもあり、市民の関心は高く好評です。

豊後高田市のうKNOW画像

※「のうKNOW」は疾病の予防や診断を目的としたものではありません。

普段、住民の皆様から、認知機能に不安を覚え、ご相談を受けるケースはありますか?

「のうKNOW」を希望する方からは、「年々忘れることが増えたり、記憶力が落ちたなと感じる」という話はよく伺います。また認知症に関する相談としては、高齢になり認知症が進行し、生活に支障がでてきたというご家族や近隣の方からの相談が多いかなと思います。

住民の反応や感想から当時期待した効果や反応は得られたか?どのようなところが期待に応えられたか?

参加申し込みが意外と多いなと感じました。手軽にできて良いが、自分の認知機能の状態を知るのが怖いという方もいます。申込時には、目的やテストの内容、実施後の生活改善など説明をしていますが、セルフチェックの為、実施後のフォローが十分にできないと感じています。令和6年度からはフォロー相談会を実施予定です。

実施後のフォロー、今後どのように活用していくと住民の関心を高めることができると思いますか?

40歳代から実施できるので、今後も手軽にできるツールとして活用したいと思います。1人につき1回しかできないようにしており、セルフチェックを自分で定期的にできるといいなと言われることが多いので、検討していきたいと思っています。

実施された対象年齢、人数等を教えてください

対象は40~74歳、特定健診やがん検診を受診された方です。
令和5年度は、223名に二次元コードを配布して、うち132名が実施しました。

取り組みとして住民の皆様への広報・PR・運用面での工夫があれば教えてください

年度初めに全戸配布する健康カレンダー、毎月の市報に実施内容を載せています。また、特定健診・がん検診受診時にチラシを配布しています。

「のうKNOW」の良さ、今後の構想などがあれば教えてください

手軽にチェックできるところや検査後に画面上でいろいろな健康情報が見られるところがよいと思います。今後も市民への啓発や脳の健康の維持増進のため、対象者や実施方法など検討を重ねバージョンアップしていけたらと考えています。

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「脳の健康度チェック事業」サポートのご提案
脳の健康度チェックは、体重や血圧のように気軽に自身の認知機能の状態を知ることを目的としています。「脳の健康度チェック事業」ではチェックそのものの実施に加え、地域住民の方々への広報活動、チェック後のフォローアップまで含めた取り組みをご支援いたします。ぜひ貴自治体においても何なりとご相談ください。
事業に活用する、脳の健康度チェックツール のうKNOW®(ノウノウ)
「のうKNOW」はブレインパフォーマンス(脳の健康度)のセルフチェックツールです。トランプカードを使ったゲーム感覚の4つのチェックで「記憶する」「考える」「判断する」などの脳のパフォーマンスをチェックできます。テスト結果では同年齢の平均と比べた、脳の健康度を確認できます。定期的にチェックすることで、以前の結果と比較することも可能です。
※「のうKNOW」は疾病の予防や診断を目的としたものではありません。
見積もりシミュレーション
脳の健康度測定(「のうKNOW」)、イベント運営の概算費用を算出できます。