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山口県宇部市|地域の「脳の健康」を支える取り組み

取材:2026年1月29日 YICリハビリテーション大学校

YICリハビリテーション大学校 渡辺 慎介様、篠原 眞祐様にお話を伺いました

宇部市「まちなか保健室」(委託事業)で進める脳活性化プロジェクト―YICリハビリテーション大学校が運営―

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Q1. 宇部市から委託を受けて実施している「まちなか保健室」とはどのような事業ですか?

「まちなか保健室」は、宇部市の介護予防事業として、市内各地で実施されている取り組みです。
YICリハビリテーション大学校を含む2つの事業所が委託を受け、年間24回、市内全域で講座やプログラムを提供しています。
宇部市は平成の市町村合併により、都市部から中山間地域まで非常に広いエリアを有しています。そのため、

 •    市中心部拠点での開催
 •    地域ごとの巡回開催

を組み合わせ、「どこに住んでいても参加できる」仕組みを大切にしています。
内容は、体力測定、絵手紙、アロマテラピーなど多岐にわたりますが、共通しているのは、リハビリテーション専門職の視点を活かし、楽しみながら健康を考えられる場づくりです。

Q2. プログラムの一つ「脳活性化プロジェクト」は、どのような取り組みですか?

脳活性化プロジェクトは、「認知症」という言葉にとらわれず、「脳を生き生き使い続ける」「脳の健康を知る」ことを目的にしたプログラムです。

認知症予防に関心があっても、「まだ大丈夫」「検査や診断はちょっと怖い」という気持ちを抱く方は少なくありません。
そこで私たちは、

•    認知症とは何かをわかりやすく学ぶミニ講話
•    ゲーム感覚で行える脳の健康度チェック
•    脳と身体を同時に使う体操

を組み合わせ、参加しやすく、前向きになれる構成を心がけています。

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Q3. 住民の方は、脳の健康についてどのような関心を持たれていますか?

日常的に「困っているから相談したい」と来られる方は多くありませんが、実際に講座を開催すると、

•    「将来、認知症になりたくない」
•    「今の自分の脳の状態を知りたい」

といった予防意識の高い方が多く参加されています。

脳活性化プロジェクトは、平均で20名前後、多い地域では30名を超える参加があり、地域に確かなニーズがあることを実感しています。

Q4. 脳の健康度チェックとして、のうKNOW®を導入した理由を教えてください。

「のうKNOW」を選んだ理由は、“検査”ではなく、“体験”として脳の健康を知ることができる点です。トランプゲームを使った課題では、注意力、記憶力、判断力といった脳の働きを、自然な形で可視化します。

参加者からは、「ゲームみたいで楽しい」、「思っていたより頭を使う」といった声があり、自分自身の状態を客観的に見つめるきっかけになっています。

*「のうKNOW」は疾病の予防や診断を目的としたものではありません。

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Q5. 実際に活用してみて、どのような効果がありましたか?

良い結果が出て安心される方もいれば、思ったより結果が良くなくて、驚かれる方もいます。
私たちは、結果を一喜一憂するものではなく、「今日の状態を知る目安」「これから脳を使う習慣を考えるヒント」として伝えることを大切にしています。専門職が立ち会うことで、
•    結果の意味を丁寧に説明できる
•    気持ちのフォローができる
これも、企業×自治体×専門職が連携するからこそ可能な強みです。

Q6. 脳活性化プロジェクトの中で「ブレパサイズ」も行っていますが、その反応はいかがですか?

ブレパサイズは、参加者の反応が非常に良いプログラムの一つです。音楽に合わせて体と脳を同時に動かすことで、「楽しい」「難しいけど面白い」という声が自然と生まれます。
また、

•    自宅でも取り組める
•    地域サロンでも活用できる

ことをお伝えし、その場限りで終わらせない介護予防を意識しています。

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Q7. 今後、さらに取り組んでいきたいことはありますか?

今後は、

•    自宅でも続けられる脳トレやアプリの活用
•    地域包括支援センターや医療機関とのさらなる連携

を視野に入れ、「気づき」から「行動」、そして「支援」へつながる仕組みを強化していきたいと考えています。

おわりに

「まちなか保健室」と「脳活性化プロジェクト」は、自治体、企業、専門職が連携することで実現した、地域に根ざした介護予防の取り組みです。

脳の健康を知ることは、人生を前向きに生き続けるための第一歩。YICリハビリテーション大学校は、これからも宇部市とともに、地域の健康づくりを支えていきます。

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お手伝いをします。
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「脳の健康度チェック事業」サポートのご提案
脳の健康度チェックは、体重や血圧のように気軽に自身の認知機能の状態を知ることを目的としています。「脳の健康度チェック事業」ではチェックそのものの実施に加え、地域住民の方々への広報活動、チェック後のフォローアップまで含めた取り組みをご支援いたします。ぜひ貴自治体においても何なりとご相談ください。
事業に活用する、脳の健康度チェックツール のうKNOW®(ノウノウ)
「のうKNOW」はブレインパフォーマンス(脳の健康度)のセルフチェックツールです。トランプカードを使ったゲーム感覚の4つのチェックで「記憶する」「考える」「判断する」などの脳のパフォーマンスをチェックできます。テスト結果では同年齢の平均と比べた、脳の健康度を確認できます。定期的にチェックすることで、以前の結果と比較することも可能です。
※「のうKNOW」は疾病の予防や診断を目的としたものではありません。
見積もりシミュレーション
脳の健康度測定(「のうKNOW」)、イベント運営の概算費用を算出できます。